2020年8月31日
10年ぶりにお会いする双雲先生、到着10分後、広げられた山十製紙画仙紙に揮毫を始める。
白樺繊維入り「樺仙カンバセン」繊細な表面との評価
まず御朱印帳の表紙の墨流しを作ります。
表紙の紙はミツマタ未ざらしを使用します。墨の乗りとニジミが少ないことで最適な紙と言えるでしょう。他にも礬水引きした紙も使えますが、耐久性と何より余計な化学物質(ニカワは自然素材としてもミョウバンは AlK(SO4)2・12H2O と化学物質なので)はなるべく使わないのが山十流儀です。
みつまた紙に写し取った墨流しを鉄板に貼って乾かします。(約15分)
紙が乾くまでの間工場見学を行い西島手すき紙の歴史や製法を見て頂きます。
次回につづく